仕事探しをしているとき、「ハローワークに出ている求人なら本当に安全なのかな」「どんな会社でも求人を載せられるんじゃないの?」と不安に思ったことはありませんか。
せっかく新しい一歩を踏み出そうとしているのに、入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは絶対に避けたいですよね。
結論からお伝えすると、ハローワークはどんな会社の求人でも受付ているわけではありません。
働く人を守るために、法律違反を繰り返すような問題のある会社からの求人をシャットアウトする「求人不受理(ふじゅり)」というルールがあります。
この記事では、みなさんが安心して仕事探しができるよう「求人不受理」の仕組みをわかりやすく解説します。
求人不受理とは
ハローワークは職業安定法に基づき、原則として会社から「求人を載せてほしい」と申込みがあった場合、すべて受付なければならないという決まりがあります。
しかし、どんな求人でも受けてしまうと、働いた人が大きな不利益を被ってしまいます。
そこで、働く人の権利や安全を守るために、一定の労働関係法令違反のある会社の求人はハローワークが断ることができる仕組みが作られました。これが「求人不受理」です。
では、具体的にどのような会社が「ハローワークに求人を出せない会社」になってしまうのでしょうか。
ハローワークに求人を出せない会社
ハローワークは、次のような場合に求人を受理しないことがあります。
- 内容が法令に違反する求人
- 労働条件が著しく不適切な場合
- 労働関係法令に違反している求人者からの申込
- 労働条件の明示が不十分な場合
- 暴力団と関係がある場合
- ハローワークの確認や報告の求めに応じない場合
⚠️ 一定期間受理されない会社
とくに悪質なケースでは、一定期間、求人そのものが受理されません。
賃金や残業の違反
残業代の未払い、最低賃金割れなど、労働基準法や最低賃金法に関わる違反で、同じ違反について1年に2回以上是正指導を受けた会社は、違反を直してから6か月間、求人が受理されません。
また、悪質な違反で送検され、会社名が公表された場合は、送検日から1年間、求人が受理されません。
ハラスメント関連
パワハラ防止や育児休業に関する法律に違反し、是正勧告に従わず会社名が公表された場合も、違反を直してから6か月間は求人が受理されません。
ハローワークの求人は・・・大丈夫?

(読者)
ちょっと聞いてもいいですか?
友達から『ハローワークなんて誰でも求人出せるんだから、ブラック企業混ざってるよ』って言われて……すごく不安になってきたんです。

(筆者)
あぁ、それは不安になっちゃいますよね。でもね、Aさん、安心してください。ハローワークはどんな会社の求人でも載せているわけではないんですよ。

(読者)
えっ、そうなんですか? 審査があるんですか?

(筆者)
『求人不受理』というルールがあるんです。
例えば、残業代を払わずに労働監督署から指導中の会社や、パワハラを放置して社名が公表された会社はハローワークに求人を申込もうとしても 受付てもらえません。

(読者)
へえ〜! 国がちゃんと悪い会社を弾いてくれているんですね。

(筆者)
はい。法律上のフィルターがかかっているのはハローワークの大きな強みなんですよ。
まーちゃんのひとりごと
求人不受理の制度は、働く人をブラック企業から守るために設けられた、大切な仕組みです。
ハローワークの求人は、法律違反を繰り返す会社の求人が受理されない仕組みになっているため、安心度が高いと言えます。
でも、働きやすさや職場の雰囲気、人間関係、会社の価値観などは、求人票だけではわからない部分です。
だからこそ、面接での対応や職場の空気感を、自分の目でしっかり見定めることもとても大切です。
まとめ
ハローワークの「求人不受理」について、大切なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
・求人不受理とは:ハローワークが法律違反のある悪質な会社からの求人申込を断る仕組みのこと。
・出せない会社:1年間に2回以上、同一の対象条項違反により是正指導を受けた会社、ハラスメント公表企業など。
・求人が申し込めない期間:是正してから「6か月間」、あるいは送検されてから「1年間」。
よくある質問(Q&A)
Q1. 求人不受理制度があるハローワークの求人なら安心ですか?
💡ハローワークには求人不受理制度があり、法律違反がある会社の求人は受理されません。
そのため、ハローワークに掲載されている求人は、一定の法令チェックを通過しているという意味で、安心度は高いと言えます。
ただし、ハローワークが確認しているのは「法律違反があるかどうか」という部分です。
職場の雰囲気や人間関係、実際の働きやすさまでは把握しきれていません。
希望する求人があれば、ハローワークの窓口で過去の採用状況を尋ねたり、面接で自分の目で確かめて、総合的に見極めることが安心につながります。
Q2. もし採用された後、求人票と実際の給料や勤務時間が違っていたらどうすればいいですか?
💡すぐにハローワークの窓口もしくはハローワーク求人ホットラインへご相談してください。
申し出を受けると、ハローワークから会社へ事実確認を行い、指導や改善の働きかけを行います。
違法な未払いなどがある場合は、労働基準監督署とも連携して対応します。
Q3. 一度「求人不受理」になった会社は、今後一切ハローワークを使えないのですか?
💡.永遠に使えないわけではありません。
違反内容をしっかりと改め(是正し)、定められた期間(6か月や1年など)が経過すれば、再び求人を申込むことができます。会社側が正しく労務管理を改善することが再開の条件となっています。
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参考元:
・厚生労働省 求人不受理制度に関する資料
・厚生労働省 労働条件に関する総合サイト 労働条件Q&A
・厚生労働省 改正職業安定法(求人不受理)について








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