正社員を目指して就職活動をする場合、「正社員求人のみに応募する」「正社員登用ありの求人も含める」の2つの選択肢があります。
正社員登用ありの求人は本当に期待してよいのでしょうか?
今回は「正社員を目指す」について解説します。
正社員登用ありとは
正社員登用ありとは契約社員やアルバイトから正社員として雇用される可能性があることをいいます。
求人広告や、求人票には必ず雇用形態が記載されています。
契約社員やアルバイト募集の場合、「正社員登用制度の有無」が記載されていることが多いですね。
正社員登用制度について記載は義務ではありませんが、正社員登用の意向がある会社は、より優秀な人材を獲得できる可能性が高くなるため必ず制度について明記していると思います。
ハローワーク求人の場合
ハローワークの求人票には正社員登用制度の有無、さらに過去3年間の正社員登用の実績について記載されています。(ハローワークの求人では、必須の記載事項です)
また、正社員登用を積極的に行っている会社は求人票の「求人に関する特記事項欄」などに、さらに具体的に正社員登用制度をアピールしていることも多いと思います。
まーちゃんのひとりごと
契約社員やアルバイトとして在職中の場合は、現在勤務している会社の正社員登用制度の有無をまず確認してくださいね。
まわりの正社員や上司に正社員登用制度について尋ねてみましょう。
もし身近に正社員登用制度を利用して正社員になった人がいればより詳しい情報が得られます。
在職中の場合は、必ず「今の会社で正社員を目指す」も選択肢に入れてください。
正社員登用難しい?正社員登用の実績が多い業界とは
厚生労働省が発表した労働経済動向調査の概況(令和4年2月)によると、正社員以外から正社員への「登用制度あり」と答えた企業は、全体の75%でしたが、その中でも正社員登用の実績は業界・業種によって傾向が異なっていたとのことです。
登用制度のある企業が比較的多い業種は「卸売業、小売業(84%)」「金融業、保険業(81%)」「生活関連サービス業、娯楽業(81%)」「医療、福祉(81%)」ですね。
制度があるかだけではなく、実績もあるか確認しましょう。
「登用実績あり」の割合が一番多いのは「医療、福祉(44%)」となっています。
医療、福祉業界は検討の余地あり!ですね。
【事例】正社員登用ありは嘘?
質問はありますか?
求人広告には正社員登用制度がありになっていましたが、具体的に教えてください。
我社では契約社員として6ヶ月勤務後に、業務成果と面接で正社員に登用するか判断しているよ。
実際に正社員になった人はいますか?
過去に1名いるけど。
この数年間はいない。
社長さんは、具体的な条件を説明してくれましたね。
ただ、この数年間で正社員になれた人はいないとのことなので、正社員へのハードルは高そうですね。
入社して正社員を目指してチャレンジするか・・・判断が難しそうです。
まーちゃんのひとりごと
まーちゃんも経験上、多くの会社に正社員制度が整備されていると思います。
ただ、正社員登用に積極的かどうかはまちまちとの印象を持っています。
面接では、正社員登用制度の有無・実績の有無とあわせて、具体的な条件を確認してください。
もし、具体的な条件があいまいであれば正社員登用ありが嘘かどうかはわかりませんが、正社員になれる可能性は低いと思います。
【正社員登用あり】難しい?嘘?正社員を目指す!について解説!のまとめ
いかがでしたか?
正社員登用制度から正社員を目指す方法について解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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