ハローワークで求人票を見て「この仕事、良さそう!」と思っても、すぐに応募するのはちょっと待ってくださいね。
求人票には見落としがちなポイントや、応募後に気をつけたい流れがあります。
ハローワークで33年勤務した元職員のまーちゃんが、失敗しないための求人票の見方やポイント、注意点をわかりやすく解説してきた「ハローワーク求人票の職場選びのポイントシリーズ」もいよいよ最終回を迎えました。
今回は、実際に応募して面接に進むときに『求人票の情報をどう活かすか』について具体的に解説します。
応募から面接までの見方
応募前チェックリスト|見落としがちなポイントを確認!
✅応募前チェックリスト
1.雇用形態と勤務条件
□ 雇用形態(正社員・契約社員・パートなど)は希望に合っているか
□ 勤務地は通える範囲か?転勤の可能性は?
※通勤時間は「慣れる」より「続けられるか」で考えましょう。
□ 勤務時間・残業時間に無理はないか
※「固定残業代あり」の場合、何時間分が含まれているかを確認しましょう。
2.給与・待遇
□ 基本給と手当の内訳は?
□ 通勤手当の上限額(交通費が足りるか)
□ 賞与・昇給の有無と実績(例:前年度実績〇ヶ月)
※「賞与あり」と記載されていても、支給条件がある場合があります。面接時に確認を忘れずに。
3.仕事内容と職場環境
□ 仕事内容は具体的に記載されているか?「その他付随業務」など曖昧な表現に注意
□ 必要な資格・経験は自分のスキルと合っているか?
□ 試用期間の有無と、その間の待遇(給与・勤務条件)はどうか
※試用期間中も、加入条件を満たせば社会保険に加入できます。
応募後の流れと注意点|安心して進めるために
1.応募から面接まで
ハローワークで紹介状をもらい、履歴書・職務経歴書を準備して応募します。
多くの場合、書類選考後に面接日程の連絡が来ます。
(連絡先の携帯電話番号・メールアドレスの記載を忘れずに)
※紹介状は発行日が記載されていますので、もらったら早めに応募しましょう。
2.面接時に確認すべきこと
●実際の残業時間や休日の取り方
●賞与や昇給の支給条件
●試用期間中の条件
●職場の雰囲気や配属部署の人数
面接は「選ばれる場」だけでなく、「自分が選ぶ場」でもあります。気になることは遠慮せず聞いてOKです。
3.採用内定後の流れ
採用通知が届いたら、雇用契約書や労働条件通知書をしっかり確認しましょう。
求人票と内容が違う場合は、納得できるまで説明を求めることが大切です。
※「言った・言わない」にならないよう、書面での確認を忘れずに。
シリーズ全6回のまとめ|求人票を読み解く力を育てよう
ハローワーク求人票の見方についてテーマごとに解説してきました。
このシリーズでは、求人票を「ただ読む」から「読み解く」力を身につけてもらうことを目標にしました。
このシリーズが、仕事探しの不安を少しでも減らし、納得のいく仕事探しにつながれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「ハローワーク求人票の職場選びのポイント」シリーズ
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