ハローワークの求人票では「賞与」の記載は必須項目となっています。
賞与制度がある会社を応募条件のひとつにしている人も多いのではないでしょうか?
今回はハローワーク求人票「賞与」の見方について解説します。
賞与とは
賞与とは、毎月の給料とは別に支払われる給料のことです。
賞与制度のある会社では、夏・冬の年に2回支給されることが多いようです。
賞与の平均的な支給額などについては「毎月勤労統計調査」で調べることができます。
求人に応募する際の参考にしてくださいね。
(毎月勤労統計調査)
ハローワーク求人票「賞与」の見方
ハローワーク求人票では、賞与制度の有無、制度が有れば前年実績を記載するようになっています。
この求人の場合は次の通りです。
賞与制度:あり
前年度実績:あり 支給:年2回
賞与金額:年2回の合計金額
【賞与】
・賞与制度の有無を選択してください。
・制度「あり」の場合は、前年度実績の有無を選択してください。
・前年度実績「あり」の場合、支給回数、年間の支給合計月数または支給金額(従業員の平均)を記入してください。
・前年度実績「なし」の場合は、支給回数に「0」を記入してください。
・賞与制度はないが、前年度に臨時的に支給した場合は、「求人に関する特記事項」に記入してください。
引用元:求人申込書の書き方 (厚生労働省)
コロナ禍の時は、賞与制度はあっても支給はできていない会社も多かったと思います。
その場合は賞与制度:有、前年実績:なしとなります。
金額の場合も月数の場合も1回あたりの額ではなく、年間の合計になりますので、注意が必要です。
月数の場合、基本給(定期的に支給される手当も含まれない)×月数=年間合計支給額が一般的です。
また、現従業員の支給実績を記載するのですが、1年目は寸志など細かな支給条件は会社により異なるので面接で確認してください。
(大きく異なる場合は「求人に関する特記事項」に詳細が書かれている場合が多いです)
【事例】賞与は支給される条件が会社ごとに違う
ハローワークの求人票をじーっと見つめるともくん。
賞与金額ってどう考えたらいいの?
賞与は会社や個人の実績により変動することがあるから、会社も正確な数字を示すことは難しいかもね。
だから、ハローワーク求人票も前年度実績になっているのよ。
また、入社したばかりの時は業績や勤務年数の関係で求人票の記載通りとはならない場合もあると思うよ。
賞与の支給の方法は就業規則で決まっているんだよね?
支給要件、支給回数など就業規則に記載されているはずよ。
賞与の支給に関しては、会社ごとに条件が定められています。
「在籍状況」や「会社の業績・個人成績」など、就業規則で規定されたルールに従い支給されます。
ハローワークの求人票に記載されている賞与はあくまで前年実績です。
今年の支給額を約束したものではありません。この点は注意してくださいね。
まーちゃんのひとりごと
賞与制度がある会社の場合、賞与を含めた年収で応募するか検討することが多いと思いますが、入社してすぐは給料だけで生活設計を考える方が安心ですね。
賞与は変動することもあるので、賞与の金額だけでなく昇給制度があるかなどいろいろな要素を検討してくださいね。
【正しい知識】ハローワーク求人票賞与の見方について解説!のまとめ
いかがでしたか
最後までお読みいただきありがとうございました。
あわせて読んでくださいね。
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