「ブラック企業」という言葉をよく耳にしますね。
ブラック企業とはどのような特徴を持つのでしょうか?
今回は、ブラック企業の求人を見分けるポイントについて解説します。
ブラック企業の見分け方
「ブラック企業」の一般的な特徴として厚生労働省は
1. 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
2. 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
3. このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う の3つを挙げています。
ブラック企業ってどんな会社なの?
極端な長時間労働
労働時間は、労働基準法により週40時間以内、1日8時間以内と制限されています(法定労働時間)。
法定労働時間を超えて労働させる場合には、36協定を結び「1か月45時間」、「1年360時間」の限度時間の範囲内で定めることが必要とされています(労働基準法第36条)。
この範囲であれば、「極端な長時間労働」ではないでしょう。
次に、過重労働とは、
時間外・休日労働が、月100時間を超える、 もしくは 2~6か月平均で月80時間を超える場合とされています。
このラインに到達すると、健康被害を引き起こすリスクも高まることから、「極端な長時間労働」と言えます。
賃金不払残業
賃金不払残業として「固定残業制」の誤った運用や「名ばかり管理職」がしばしば問題となります。
〇固定残業制とは、あらかじめ固定給の中に定額の残業代が含めれている給与体系を指します。
設定されている残業時間数を超過すれば、超過分を支給しなければなりませんが、毎月定額の残業代しか支給しない誤った運用をしている会社もあるようです。
〇「名ばかり管理職」とは、管理職という役職にふさわしい権限や待遇が与えられていないのに、管理職を理由に残業代が支給されない従業員を言います。
どちらの場合もコンプライアンス意識が低いと言わざるを得ません。
労働者に対し過度の選別
辞めさせたい従業員には仕事を与えない、あえて過酷な状況に追い込むなどの嫌がらせが特徴として挙げられます。
また逆に、退職を申し出ても「後任が決まるまで」などと引き止められ、なかなか辞めさせてもらえないことも問題となっています。
【事例】ブラック企業の求人広告・求人票の特徴
求人広告や求人票で注意して欲しいのは、「未経験OK・資格不要」なのに同業他社より高給な場合です。
離職率が高く人手が足りていない会社かな?と疑った方がよいかもしれません。
達成が非常に困難なノルマを課せられたり、ノルマが達成できないと時間外労働や休日出勤を強制される職場の場合、心身に大きな負担かかり、従業員が定着しません。
掲載期間が長い求人や
募集頻度が高い求人も注意が必要ね。
なかなかひとが集まらなかったり、
すぐに辞めている可能性があるってことだね。
もちろん一概には言えないけれど、
基本的な労働法の知識を持てば見分ける力をつけることに繋がるよ。
まーちゃんのひとりごと
求人条件を曖昧に記載している会社も注意が必要です。
仕事内容・賃金・休日・福利厚生などの情報がしっかり記載されていない場合ですね。
隠しておきたいことがあるのかもしれません。
一方でホワイト企業の求人票は丁寧にわかりやく書かれていることが多く、会社独自の福利厚生が充実していることが読み取れる場合が多いです。
見分ける1つのポイントになると思います。
【転職】ブラック企業の見分け方!求人広告や求人票の特徴をわかりやすく解説!のまとめ
いかがでしたか
このブログが、安心して働ける会社を探すヒントになればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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