退職時に労使間のトラブルとして起こりがちな有給休暇。
トラブルにならないために知っておきたいことをわかりやすく解説します。
最後までご覧ください。
「有給トラブル」が起こらないために知っておきたいこと
有給休暇付与直後に退職届が提出されたら
有給休暇が初めて付与される基準日は、雇入れの日から6ヶ月が経過した日です。
その後も、この基準日が毎年の有給休暇の付与日となります。
有給休暇は、一定期間勤務した勤務実績に対して発生する権利と考えられるため、
有給休暇を新しく付与した途端に退職届が出されたとしても、在職期間に合わせて付与日数を減らすことはできません。
取得を認めてあげてくださいね。
退職日までの全期間中、有給休暇を取得したいと申出されたら
退職日までの全期間中、有給休暇をまとめて取得したいと申出があった場合は会社は応じなければならないのでしょうか？
会社には業務上都合が悪ければ、有給休暇を取得する時季を変更してもらう時季変更権がありますが、退職の場合は他の時季に変更することができないため、時季変更権の行使は難しいです。
【事例】引継ぎ期間がない
来月末で退職したいです。
有給休暇が30日あるので明日から
退職日まで全期間有給休暇をお願いします。
それは困るよ。
引継ぎ期間がないじゃないか。
でも、今まで忙しくて有給休暇を
全然取れていないんです。
退職日をずらすことはできるかい？
次の仕事はまだ決まっていませんが・・・。
じゃあ、引継ぎが終わったあとで
残りの有給休暇を取ってからの退職を考えてくれないか？
わかりました。ちゃんと引継ぎを
してからにします。
まーちゃんのひとりごと
まーちゃんのもとにも新しい会社に入社したけど、前任から引継ぎがなくて困っているという相談がよくありました。
引継ぎがなくて困るのは後任だけではなく、取引先とかにも及ぶことにもなるので
会社も退職する人もお互い折り合えるように普段から良好な関係を築きたいですね。
トラブル回避のためにできること
退職日までの有給休暇一斉取得で引継ぎ期間がないなど、退職時の有給休暇の取得については会社と従業員との間でトラブルになりがちです。
回避するためには、普段から良好な関係を築くことに尽きますね。
【有給もらってすぐ辞める】有給休暇付与した直後に退職の申出が！「有給トラブル」ついて解説！のまとめ
いかがでしたか?
「有給トラブル」が起こらないために知っておきたいことについて解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント