「求人募集をしているのに、応募がなかなか集まらない…」
採用担当者にとって、これは大きな悩みです。
たくさんの情報が溢れる求人市場の中で、自社の求人を選んでもらうにはどうすれば良いでしょうか。
今回は、応募したくなる求人票を作成するための基本的なステップと、実践的な3つの書き方のコツを解説します。
求める人物像が応募したくなる求人
まず、応募者に響く求人票を作るための土台作りから始めましょう。
Step 1: 採用したい「ペルソナ」を明確にする
「誰でもいいから来てほしい」という姿勢で募集しても、ターゲットには響きません。
最初に、最も採用したい人物像(ペルソナ)を明確に定義しましょう。
- 必要なスキル、経験、知識
- 任せる仕事内容(具体的な業務)
- 入社後のキャリアビジョン
- 自社の風土に合う価値観
採用したいペルソナが明確になることで、「求める人材」に向けてピンポイントでメッセージを届けられるようになります。
Step 2: 働くイメージを具体的に伝える
求人票の目的は、「私にもできそう!」「この会社で働いてみたい!」と思ってもらうことです。
- 1日のスケジュール例を記載する
- 入社後の教育制度やサポート体制を明記する
これにより、応募者は「入社後の自分」を具体的に想像でき、不安が解消され、応募への一歩を踏み出しやすくなります。
求人票の書き方のコツ3選!
情報をただ並べるだけでなく、「応募したくなる」ように魅力を伝えるための具体的なコツをご紹介します。
コツ①:記号や数字で「見やすく」する
情報が多すぎる求人票は、読者にとって負担になり、途中で読むのをやめてしまう原因になります。全ての項目をぎっしり書いてしまうと、その傾向が強まります。
【見やすくなるテクニック】
- 箇条書きを活用する: 業務内容、応募資格、待遇などは記号(・、⇒、■など)を使った箇条書きで整理し、文章の塊をなくしましょう。
- 見出しを細かく分ける: 見出しを細かく(例:「給与・待遇」「勤務時間」「応募プロセス」など)設定しましょう。
コツ②:「数字」を使って説得力と信頼性を高める
「アットホームな雰囲気」「有給が取りやすい会社」といった抽象的な表現は、読者には伝わりにくく、説得力に欠けます。
【改善テクニック】
| 抽象的な表現(NG例) | 数字で置き換える表現(OK例) |
|---|---|
| 有給休暇が取りやすい会社です | 有給休暇の平均取得日数は 15.5日 です |
| 残業が少ないです | 月平均の残業時間は 10時間 以内です |
| 若手が活躍しています | 社員の平均年齢は 32歳 で、管理職の 40% が30代です |
まーちゃんのひとりごと
数字に置き換えることで、客観的な説得力が増し、応募者に信頼感を与えることができます。
コツ③:自社だけの「リアルな魅力」をアピールする
給与や待遇といった条件面だけでは、他社との差別化はできません。
応募者の心に響くのは、「貴社ならではの魅力」です。
- 社員の声を盛り込む: 「入社の決め手」や「仕事のやりがい」など、社員の生の声を掲載する。
- 具体的なエピソード: 社内での成功体験や、チームワークが発揮されたエピソードなどを交え、会社の「雰囲気」を具体的に伝える。
- 企業のビジョン: 会社の将来の展望や、仕事を通じて社会にどう貢献したいかというビジョンを語り、共感を呼び起こす。
求人情報量のベストバランスとは?
求人票の作成を社長から依頼された「そうむさん」と、「まーちゃん」の対話から、情報量のバランスについて見てみましょう。

求人票の作成を社長から
依頼されて

(筆者)
わかりやすい文章で書いてくださいね。

情報は詳しくたくさんがいいよね。

(筆者)
情報が少ないと疑問や不安が解消されないから応募に踏み切れないものですよね。

でも、書きすぎると読むの大変じゃない?

(筆者)
すべの項目をぎっしりいっぱい書いてあると読まずにスルーしたくなりますよね(笑)

書き方のコツってある?

(筆者)
記号や数字などで、とにかく見やすい求人票にしましょうね。
写真を使うのも効果的ですよ。
【結論】 必要な情報(疑問や不安を解消する情報)は詳しく、しかし、その情報を簡潔で見やすく整理して伝えることが、応募したくなる求人広告作成の最大のコツです。
求める人物像が応募したくなる求人!求人票の書き方のコツ3選!
いかがでしたか?
応募したくなる求人票とは、「誰に向けて書くか」(ペルソナ)を明確にし、その人に「働くイメージ」と「信頼できる情報」を簡潔に提供するものです。
ぜひ今回ご紹介した「数字で語る」「見やすくする」というコツを取り入れ、より良い人材確保に繋げてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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