アルバイトにも社員と同じようにノルマを設定することはできるのでしょうか?
今回は、アルバイトのノルマについてわかりやすく解説します。
バイトのノルマについて
「ノルマ」とは、「各人に課せられる仕事などの量」という意味です(出典:『デジタル大辞泉』)
アルバイトと会社の間には、労働契約が締結されていることから、会社がアルバイトに対して、一定の成果を期待し、社員と同様に売り上げのノルマを課すことがあると思います。
アルバイトにも目標としてのノルマ自体は違法ではありません。
問題となるのはノルマが達成できなかった場合に、強制的に商品を買取らせる(自爆営業)ことです。
自爆営業は法律違反
アルバイトは労働契約に基づき一生懸命に働くことが必要ですが、成果を出すことまでの義務ありません。
ノルマが達成できなかった場合に強制的に商品を買取らせることは違法です。
労働基準法第16条「労働者への賠償予定の禁止」に違反することになります。
第十六条
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
また、商品購入などを理由に給料から商品代金を天引きをすると「賃金の全額払いの原則」(労働基準法第24条)に違反します。
第二十四条
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
【事例】大好きなブランドだけど…
大好きなブランドの販売職に就いたんだけど。
それにしては、浮かない感じね…
それが…。
ノルマが達成出来ないと自分でも買わないといけないみたいで
それっていいのかな?
違法じゃないかな?
大好きな洋服だけど、余分な洋服を買わされたらお給料がなくなってしまう。
まーちゃんのひとりごと
涼子さんのお店では売上目標が達成できない場合に買取を義務付けているようですね。
売上が伸びないしわ寄せを従業員に押しつけたりする社風は、ひとりの力だけではなかなか解決できないかもしれません。
ノルマが未達成で自爆営業を強制された場合の相談先は労働基準監督署です。
【気をつけて】バイトのノルマ!自爆営業は法律違反!について解説!のまとめ
いかがでしたか
もし、アルバイトでトラブルに巻き込まれたら、迷わずまず労働基準監督署などの相談機関に問い合わせしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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