ユースエール認定企業をご存じでしょうか?
求人票に記載されている労働条件以上の会社情報を収集出来たら、応募先が絞りやすくなりますね。
今回は、若者の採用・育成に積極的な会社を探す手がかりとなる「ユースエール認定制度」について解説します。
ユースエール認定企業とは
ユースエール認定制度とは、若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を厚生労働省が認定する制度です。
対象となる企業と認定マーク
常時雇用する労働者が300人以下の中小企業で、厚生労働省が定める認定基準のすべてを満たすことが必要です。
ユースエール認定マークの若葉の形は、若者がやる気に満ちあふれ、腕をふるう姿を、赤い丸はその活力を意味し、若い力で日本の活力を上昇させていくイメージを表現しています。
引用元:ユースエール認定厚生労働省
認定基準
主な認定基準は
〇直近三事業年度の、新卒者などの離職率が20%以下
〇前事業年度の、正社員の月平均の所定外労働時間が20時間以下かつ、月平均の法定時間外労働60時間以上の正社員がゼロ
〇前事業年度の、正社員の有給休暇平均取得日数が年10日以上または、年平均取得率70%以上
〇「人材育成方針」と「教育訓練計画」を策定していること などです。
詳しくリーフレットを確認してくださいね。
求人検索方法は?
ユースエール認定企業になるためには、すべての認定基準をクリアすること、平均勤務年数や平均年齢などの雇用情報項目について公表していることなどを満たさなければなりません。
皆さんが応募先の会社を探す時に知りたい項目もたくさん含まれていると思います。
ハローワーク求人の検索方法
ハローワークインターネットサービスで求人検索をする際に、フリーワードに「ユースエール認定企業」と入力してください。
ハローワーク求人票では、求人番号のすぐ右横に「ユースエール認定マーク」が表示されています。
わかりやすいですね。
ユースエール認定企業の検索方法
ハローワークで求人募集を行っていない場合など、ハローワークインターネットサービス以外の方法として、若者雇用促進総合サイトで認定企業を検索することができます。
ユースエール認定制度が厳正に運用されるように、企業は毎年「認定基準適合状況」を記載した書類を労働局に提出しています。
そのため、ユースエール認定制度は制度上認定期間は設けられていませんが、毎年更新制のような安心感があります。
【事例】ユースエール認定企業になるための手続きは大変?
ユースエール認定企業になるためには、多くの申請書類の提出が必要です。
会社にとってとても手間がかかる手続きだと思いますが、手間をかけてでも認定の手続きを行うのは、優秀な若者に応募して欲しいからですね。
(申請書類についてはユースエール認定お手続きのご案内をご覧ください。)
ユースエール認定を受けようと思うんだけど、提出書類が多くてね。
僕一人では出来そうにないから手伝ってくれるかな?
ユースエール認定って若者の採用・育成について積極的な会社と認定される制度ですね。
さすが総務くん、よく知っているね。
優秀な若者に安心して我社に来て欲しいんだ。
まーちゃんのひとりごと
ユースエール認定はホワイト企業を見分ける方法の一つになると思いますが、
ユースエール認定は数字やデータによるものなので、実際に自分自身に合っている会社かは面接などでしっかり見定めることは忘れないでくださいね。
ユースエール認定企業とは?認定マークや求人検索方法について解説!のまとめ
いかがでしたか
ユースエール認定制度はあまり知られていないかもしれませんが、応募先を選択する時の一つの判断基準として覚えてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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