仕事を探す時、求人情報サイトやハローワークの求人をまず思い浮かべると思います。
一方で、店頭や店内に求人張り紙がされているのを見かけることもありますね。
今回は、求人張り紙を見て応募する際の注意点について解説します。
求人募集張り紙について
求人情報サイトやハローワークの求人から応募する時も、面接までにお店の下見に行ったり、インターネットでお店のホームページを調べたりすると思います。
その点、求人張り紙ならいつも利用しているお店だったり、いつも通る場所で見つけたりするため働く環境が想像しやすいですね。
この点が求人張り紙のメリットだと思います。
お店にとっても求人張り紙は、お店に興味を持つ人だったり、近隣の人に求人募集の情報が届くことが期待できますね。
バイトの張り紙は受かりやすい?
求人広告やハローワークに求人を申し込むと内容の審査などで掲載までに時間がかかりますが、求人張り紙はすぐに募集がはじめられるため、急募のことも多いと思います。
そのため、「バイトの張り紙は受かりやすい」と言われているのでしょうね。
求人張り紙は急募が多いかもしれませんが、
見つけたからと言って飛び込みで応募するのではなく、お店の忙しい時間帯はもちろん避けないといけないでしょうし、募集条件もじっくり考えて落ち着いてから応募の連絡をする方が安心ですね。
【事例】労働条件を確認しましょう
東京都渋谷区の洋食屋さんの店頭に求人張り紙を見つけた勉くんは、「こんなお店なら働いてみたいなぁ」と思いました。
・ホール係
・年齢不問
・①10:00~ ランチタイム
②19:00~ ディナータイム
・時給見習い期間 1,050円~
本採用後 1,100円~
この応募にあたって確認することは?
1日の勤務時間と週の勤務回数だね。他にもある?
〇加入保険
〇給与の締日と支払日
〇雇用期間 も忘れずに
それと見習い期間の長さもね。
時間給もだね。1,050円~になっているから。
東京都の最低賃金知ってる?
知らないよ。住んでる埼玉県なら知ってるけど。
東京都の最低賃金は1,113円よ。
この求人の注意点は最低賃金以下になっていることです!!
このお店は東京都にあるので、最低賃金は1,113円です。
最低賃金は勉くんの居住地の1,028円ではなく、お店のある東京都の最低賃金が適用になります。
(見習い期間も最低賃金以下にはできません。)
「最低賃金を知らない」「雇用契約書(労働条件通知書)がない」「社会保険に加入しない」といった基本ルールが守られていないところもあるようなので注意してくださいね。
まーちゃんのひとりごと
求人掲載を求人広告会社やハローワークに申し込んだ場合には、内容のチェックがされていますが、求人張り紙(直接募集)の場合は、チェック機能がないので、応募する側にも最低限の労働法の知識が求められますね。
参考にしてください→ マンガで学ぶ労働条件(厚生労働省)
【求人募集張り紙】バイトの張り紙は受かりやすいというけど…注意点について解説!のまとめ
いかかでしたか
求人張り紙のメリットと注意点についてお知らせしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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