宿直とは、交代で通常勤務時間終了から、翌日の仕事の開始まで職場で待機し、見回りや緊急の電話対応などの業務に当たることを言います。
今回は宿直についてくわしく解説します。
宿直とは
宿直とは、交代で通常勤務時間終了から、翌日の仕事の開始まで職場で待機し、見回りや緊急の電話対応などの業務に当たることを言います。
宿直とは労働密度が薄いことから、労働基準監督署長の許可を受けた場合には、労働時間、休憩及び休日に関する規定を除外することが認められます。
夜勤との違い
宿直と混同されやすい夜勤ですが、労働密度が薄い宿直とは違い、夜勤は通常勤務を夜間帯に行うことを言います。
もちろん、労働時間などは労働基準法の適用を受けます。
労働基準法の適用除外となる基準
〇定時巡回、緊急時の電話対応、非常事態に備えての待機など
ほとんど労働する必要のない勤務であること
〇宿直手当
宿直手当の最低額は、宿直勤務につく従業員の1人1日平均額の
3分の1を下回らないこと
〇回数
週1回が限度
〇睡眠設備の設置
【事例】宿直勤務がある職場
総合病院の事務職の面接を受けたトシくん、宿直勤務に不安な様子です。
面接で宿直勤務が月に2回程度あると言われたんだ。
求人広告には宿直があるって書いてなかったの?
後から確認したら書いてあったけど
事務職だし想定してなかったんだ。
総合病院では救急搬送や急患の患者さんのために受付、案内、会計の仕事があることが多いよ。
そうだね。病院に勤める以上頑張らないと!
でもね、宿直の次の日も普通勤務だよ。体力もつかな?
宿直は、ほとんど労働する必要のない勤務のみが許可されているため、宿直勤務を行ったとしても、翌日の勤務へ大きな影響はないものと考えられ、翌日の勤務は法律上禁止されていません。
まーちゃんのひとりごと
宿直勤務と同じように労働基準監督署長の許可を得れば、労働時間などが適用外になる日直があります。
日直勤務は月1回が限度になります。
宿日直勤務については労働基準監督署をご覧ください。
【宿直とは?】回数制限はあるの?翌日勤務は可能?夜勤との違いについても解説!のまとめ
いかがでしたか?
いりいろな勤務形態の一つとして参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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