コンビニエンスストアやレストランなど、アルバイトをする時に制服を着用する仕事も多いと思います。
今回は、アルバイトで着用する制服代についてわかりやすく解説します。
バイトの制服代 自己負担ってアリ?
制服の着用が義務付けされている職場では、制服は会社から支給または貸与されるのだろうと思ってませんか?
法律では会社が必ず負担すべきとはなっていません。
そのため、会社から制服が支給または貸与される場合と、自分で購入する場合の2パターンになります。
自分で購入する場合、もちろん制服の代金は自己負担になります。
アルバイトを始めるまでに制服代をどちらが負担するか必ず確認してくださいね。
労働条件通知書で確認
制服代が労働者負担の場合、「労働条件通知書」に制服の費用を労働者に負担させることを明示しなければならないこととされています。
制服代の負担の取決めをきちんと確認した上で、労働契約を結ぶことが重要です。
就業規則に規定で確認
就業規則には最低限記載しなければならない「絶対的必要記載事項」と、そのことに関してルールを決めるのであれば記載しなければならない「相対的必要記載事項」があります。
制服代などの費用負担は「相対的必要記載事項」になるので、従業員に負担させる場合は就業規則への記載が必要になります。(相対的必要記載事項③)
もし、就業規則に記載がなければ従業員に制服代や作業用品などの費用負担をさせることはできません。
給料天引きは違法?
労働基準法第24条第1項に「賃金は、全額を支払わなければならない」と定められていますので、
制服代などを“勝手に”賃金から天引きすることは禁じられています。
例外として、書面による労使協定がある場合には、制服代を給料から天引きすることができるようになります。
そのため、給料天引きが違法とは言い切れません。
入社時に確認してくださいね。
【事例】入社前によく確認しましょう
レストランでアルバイトを始めたんだけど。
制服代として毎月300円天引きなんだ!
制服代は、必ず会社負担とは決まってないらしいよ。
書面で決まりを作っていたら、天引きもできるんだって。
そうなの?
今まで制服代として天引きされたことなかったから。
びっくりしてしまったよ。
会社から説明されてないの?
会社からの説明も必要だね。
働き始めてから制服を自己負担するように言われた場合、最初にどのような説明を受けて、取り決めをしたかチェックするために、採用時に労働条件に関する書類はきちんともらって、保管しておきたいですね。
まーちゃんのひとりごと
制服を会社やお店が支給するか、従業員が負担するかについては、原則として自由に取り決めてよいことになっています。
まずは、面接で確認し納得して仕事を始めたいですね。
【バイトの制服代】給料天引きは違法じゃないの?について解説!のまとめ
いかがでしたか
アルバイトを始める時は、わからないことがたくさんあると思います。
わからないことは入社までに確認し、安心してスタートしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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